北のペレである「ノーザンペレ」。ほぼ知らないバンドについて話すのは難しい。ググるとサッカーレジェンドのペレかアメリカのコンビのキー・アンド・ピールしか出てこない(笑)。
私が最初に彼らを見たのは、渋谷の中心部にある「7階」で、その日に自分もそこで演奏していた時だった。流石に彼らはヘッドライナーだった。
その理由は簡単だ。彼らは楽しさ、憂鬱さ、恐怖、受容、その他もろもろを音の形にしているバンドだから。
彼らのアレンジは流動的らしい。見たときは2回とも違うメンバーだった。だから、私が見た演奏が唯一無二のノーザン・ペレだと断言することはない。
アコギとエレキ、管楽器と鍵盤を組み合わせたバンドは少なからずあるが、私がこのバンドにのめり込んだのは、曲の歌詞だった(残念ながら曲名は今思い出せないが…)。
私なりに、失恋のことを歌った悲しいラブソングであり、「終わったから悲しむんじゃなくて、そもそもその愛があったと喜ぶべき」という考え方の歌。
もちろん、悲しい曲ばかりではない。ほとんどの曲は陽気で、アイリッシュ・パブ、スカ、ハッピーラッキーな曲だって。ミュージシャン全員が息が合っているときは本当に
最高だ。リズミカルなアコースティック・ギターでありながらリード・ギターらしさを保ちつつ、他と完璧に調和している。リード・シンガーのカリスマ性がMAXだからというのはもちろんだが(お世辞にも
カッコいいとは言えない当記事のカバー画像はともかく)、彼らの歌詞は高揚感を与えてくれる、 美しいインストゥルメンタルに支えられている。まさに東京だけののベル・アンド・セバスチャンみたいだ。
渋谷NOBで彼らが演奏している様子を少しお見せしよう。渋谷で一番小さなステージだが、この巨人たちによって活気づいた:
そう、ノーザン・ペレは、フェスで5分間話しただけで、二度と会うことはできないが、永遠に忘れられないかわいい女の子のような存在なのだ。確かに、彼らはあまり頻繁に
演奏しない。私自身、過去3年間で2回しか見たことがない(しかし、私は彼らのライブを見逃しすぎている)が、それでも、彼らは本当にあまり頻繁に演奏しない。それでも私に大きな印象を
残した。私は泣き虫だと言えるほど簡単に泣き出すものだが、たいていは映画で泣くのであって、ライブで泣くことはめったにない。しかし、私はそこに立っていて涙を流したのだ。たとえあなたが感情的な
人でなくても、ノーザン・ペレに心を開く価値はあるはずだ。まだ音楽はリリースされていないと思うので、彼らの演奏を聴く唯一のチャンスはライブを観に行くことだ!
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